太りやすい体質はある。痩せ菌?デブ菌!?なんであいつは太らないのか?

毎日生活しているとどうしても気になってしまうことがあります。それは、僕のように食べたら「すぐ太る」人もいれば、食べても「太らない」人がいると言うことです。

大食漢でもなく、脂っこいものや甘いものを食べるわけでもなく、生活習慣が乱れているわけではないのに太りやすい人もいれば、特に食生活や生活習慣に気を使っているように見えないのに痩せている人もいます。

ただ人のことを羨んでいても、現状自分自身が太りやすいことは現実であるため、口をくわえてみていても何も変わりませんが、その理由さえわかれば、少なくとも今よりより良い方向に行くことはできるはずです。

じゃあなんでその差があるのでしょうか?なぜあの人は「太らない」のでしょうか?みんながなりたい痩せ体質を持つ人は、すぐに太ってしまう人とどう違うのでしょうか?そのことについて今回は話していきます。

なぜあいつは太らない!?

身体の中で一番エネルギーを消費する場所は、脳、そして次が筋肉です。

このため筋肉量が多い人は、同じ食事内容であっても食べた物をエネルギーとして消費する量が多く、脂肪が蓄積されにくい体質となります。

さらに、体温が1度上昇すると基礎代謝が13%増加すると言われています。13%というとさほどの差には感じないかもしれませんが、基礎代謝が1200kcalの人の体温が1度上昇すると144kcal分の基礎代謝が増加するということです。

144kcalは早足ウォーキングで30分、食べ物だと茶碗半分程度の白米に相当するので、体温が上がるだけでご飯お茶碗半分程度のカロリーを運動せずに自動で消費しているということになります。

食事をとると身体が暖かくなることを感じませんか?

これは、食後に食べたものを消化するため、安静にしていてもエネルギー消費が高まり熱が生産されるからです。DIT(食事誘発性熱生産)というものが発生しているのですが、DITは食べ物の内容によってその大きさが異なります。

タンパク質は、脂質や糖質に比べエネルギーを生産する量が多いためエネルギとして消費されやすい栄養素です。このため、同じ揚げ物であっても、鳥の唐揚げとコロッケを比較すると、鳥の唐揚げの方が太りにくい食べ物となります。

また僕が以前の投稿でも説明しましたが、咀嚼(噛むこと)も肥満と関係しています。あなたは「よく噛んで食べましょう」と子供の頃言われてきませんでしたか?

これは消化を良くするだけではありません。咀嚼には、満腹中枢を刺激して食欲を抑える働きがあるほか、交感神経を刺激する働きもあります。交感神経には、すでに蓄積された脂肪をエネルギーとして燃焼させ、脂肪の合成に必要な酵素の働きを抑えて、脂肪細胞に脂肪が取り込まれるのを防ぐ働きがあります。このため、咀嚼回数が多い人の方が太りにくくなります。

このように同じ食事内容であっても、太りやすさは、その人の筋肉量や体温、食事の仕方によっても変わってきます。そして、近年の研究で腸内フローラが肥満と関係していることがわかってきました。

腸内細菌によって痩せやすさに違いが出る

アメリカの大学で行われた実験によると、肥満の人の腸内細菌と痩せている人の腸内細菌を無菌マウスに移植すると、同じエサ、同じ生活環境で育てても、肥満の人の腸内細菌を移植したマウスは肥満になり、痩せている人の腸内細菌を移植したマウスは痩せた状態に育つそうです。

これは実際に感染症の治療のため、実際に腸内細菌移植を受けた人でも確認されている現象で、肥満を予防する「痩せ菌」が存在するのではないか?と考えられています。

腸内細菌の60%を占める日和見菌には、「ファーミキューテス門」と「バクテロイデーテス門」という2つの門(グループ)があります。

ファーミキューテス門は悪玉菌に加勢しやすい菌で、糖の代謝に関わり、腸に運ばれてきた食べ物を分解して、エネルギーを体に取り込む働きがあります。
バクロイデーテス門は善玉菌に加勢しやすい菌で、食べ物から必要以上にエネルギーを取り込まず、栄養の吸収率が悪い菌だそうです。

実際に太っている人の腸内にはファーミキューテス門が多く、痩せている人の腸内にはバクテロイデーテス門が多いことがわかっています。

そのため、ファーミキューテス門が「デブ菌」、バクテロイデーテス門が「やせ菌」と呼ばれていて、この2つの菌は、やせ菌が増えればデブ菌が減り、デブ菌が増えればやせ菌が減るというトレードオフの状態にあるため、やせ菌を増やせば痩せ体質になれます。

また、善玉菌が食べるものを発酵分解する際に作り出す「短鎖脂肪酸」も、肥満と深く関係しています。腸内で作り出された短鎖脂肪酸は、腸壁から血液に取り込まれ、脂肪細胞に届けられます。

脂肪細胞に届いた短鎖脂肪酸は、脂肪細胞にエネルギーが取り込まれ、脂肪として蓄積されるのをストップする働きがあります。

さらに、交感神経を刺激して脂肪をエネルギーとして燃焼させる働きもあると言われ、脂肪の蓄積をストップして分解を促す、という肥満の予防に欠かせない働きがあります。

この他に短鎖脂肪酸は、小腸にあるL細胞を刺激してGLP-1やPYYなどの通称「痩せホルモン」と呼ばれているホルモンの分泌を促します。

これらの痩せホルモンは、食欲を増進させるホルモン「グレリン」の分泌を抑える働きがあります。

また、脳の神経を刺激して「食べたい」という気持ちを抑える働きもあるため、満腹感が持続し、自然と食欲をコントロールすることができる身体になるのです。

さらに、GLP-1には、食べたものが胃から腸へ移動する速度を遅らせる働きもあります。食後に血液中に取り込まれる糖は、インスリンによって細胞に運ばれてエネルギーとして消費されますが、インスリンには、脂肪の分解を抑えて、合成を促すという恐ろしい働きもあります。

このため、血液の中に糖が余っている場合、インスリンによって脂肪細胞に運ばれ、脂肪として蓄積される可能性が高くなってしまうのです。

よってGLP-1によって食べ物の移動を遅くし、糖の吸収を穏やかにすることは肥満を防ぐことにもつながります。

このように、善玉菌が作り出す短鎖脂肪酸は、さまざまな角度から肥満を防ぐ働きをしています。日和見菌は、強い方に加勢する菌です。善玉菌が優勢の腸内環境を作れば、善玉菌に加勢するやせ菌が多くなります。

そして、短鎖脂肪酸を多くつくることができる、食べても太りにくいやせ体質を手に入れることもできます。

あなたはデブ菌が多いかチェックしてみましょう

もしデブ菌があなたの腸内に繁殖いるかどうかについて、以下の3つの項目をチェックしてみましょう。

1. ストレスが溜まりやすい

大きなストレスをかかえた時に、胃とか腸が急に痛くなったという経験はありませんか?

ストレスが溜まっていると自律神経の働きが弱くなり、腸のはたらきも鈍くなってしまいます。

症状としては便秘や下痢なったり、老廃物が腸に蓄積しお腹にガスが溜まってしまったりということがあります。そして、このように便秘とかガスがたまり続けるとその毒素が、血液を通って体内を巡って体に不調をきたしますので気をつけたい現象です。

2. 体臭が臭い

上にも書いたようにお腹にたまったガスは、血液にとけこみ体中を循環します。

その結果、体臭が臭くなったり、口臭がくさくなったりということになります。

ふだん着ているものが臭く感じるようになったら、デブ菌が繁殖している可能性があります。

3. 肌荒れや吹き出物に悩んでいる

腸内は38度という老廃物が腐りやすい最高の状態になってしまいます。

そして腐敗した老廃物は有毒ガスを発生し、最後は肌から外に出て行きます。つまり、毛穴にたまった角質や皮脂などと結合しニキビや肌荒れの原因になるんですね。

原因不明の肌荒れに悩んでいる場合は、腸内環境の改善が必要です。

まとめ

痩せやすい人は腸内細菌に善玉菌が多くいる可能性が高いことについて説明していきました。

その一方で筋肉量が多い、食べるものを意識する、噛む量を増やすことでも痩せやすくなります。このあたりのところを一つずつ潰していき、あなた自身を痩せ体質にしていきましょう。

Copyright © 2018 30代サラリーマンのハイパフォーマンス食事・運動術 All Rights Reserved.

Source: 30代サラリーマンのハイパフォーマンス食事・運動術

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする